傷リンゴを活用！サンクトガーレン｢アップルシナモンエール｣発売

2023-10-02

サンクトガーレン（神奈川県厚木市）は2023年9月21（木）、長野県伊那市の“傷リンゴ”を活用したというビール「アップルシナモンエール」を限定発売しました。ラベルに描かれたリンゴ部分が「ジャック・オー・ランタン」になった“ハロウィンラベル”も10月末まで販売中です。

アップルパイのような味わい？

本商品は、軽く焦がした麦芽「カラメルモルト」を特徴的に使用した琥珀色のビールをベースに、りんご、メイプルシュガー、シナモンを副原料として使用したフルーツビールです。食べるとカラメルソースのような甘く香ばしい味がするカラメルモルトは、ビールにも同様の風味をもたらすとのこと。その風味と焼きリンゴ等副原料の風味が相まって、アップルパイのような味わいのビールになっているとしています。

製造は、リンゴ約500個を厚木市内の製パン店のオーブンを借りて焼きリンゴにするところからスタートするそう。1日かけてリンゴを焼き、翌1日かけてビールを仕込んでいくとのことで、1回の仕込みに使用するリンゴは約500個。9月は「つがる」、 10月は「ジョナゴールド」「紅玉」「シナノスイート」 、11月は「ふじ」、と季節の移ろいとともに旬の品種を使いながら、1シーズンで2500～3000個のリンゴを使う見込みとしています。

本商品で使用しているリンゴは長野県伊那市の“傷リンゴ”。風に揺られ枝と擦れて傷や割れがあったり、色や形（サイズ）にバラつきがあるなどして、通常品としては売り物にならない果実を買い取ってビールに加工しており、台風が直撃した年には、その被害にあった果実も活用してきたとのこと。こうした傷リンゴは収穫量全体の3分の1にもなると言われ、これらを加工品に有効活用することで食品ロス削減につながり、SDGs達成にも貢献するとしています。

ハロウィンラベルも期間限定発売

今回は、本商品のラベルに描かれたリンゴ部分が「ジャック・オー・ランタン」になったハロウィンラベルVer.も10月末までの期間限定で発売されました。日本ではハロウィンといえばカボチャですが、欧米ではリンゴも欠かせないものだろう。ハロウィンギフトにもお薦めとしています。

「アップルシナモンエール」概要