クラフトビールの都・長野の2017年ビールニュースまとめ&ブルワリー一覧


1年を振り返り、ビールについて数多くの話題を提供してくれた地域から特に気になったニュースを独断と偏見で選ぶ「2017年都道府県ビールニュースまとめ」。今回は長野県の主要ニュースを、県内ブルワリーの一覧とともにご紹介したいと思います。


有力ブルワリーが集う“クラフトビールの都”

 

小規模なビール醸造所(以下、ブルワリー)が日本で最も多いのは東京都ですが、日本のクラフトビールシーンにとって“もう1の都”と言えるような地域が長野県ではないかと思っています。

長野には名実ともに国内クラフトビールの“いま”を象徴する2つのブルワリーがあります。世界最大級のビールレビューサイト「Rate Beer」でも2年連続日本一となった玉村本店(志賀高原ビール)、そして国内最大のクラフトビールメーカーであるヤッホーブルーイングです。

そのほかにも、今年になって生産能力を大幅に増強させたアングロジャパニーズブルーイング(以下、AJB)や軽井沢ブルワリー、「World Beer Award 2017」でスタイル別世界最高賞を獲得した信州東御市振興公社(オラホビール)、IPAから各種フルーツビールまで強力なラインアップを持つ南信州ビール等々、実力派ブルワリーが長野にはひしめいています。

また、2015年に誕生したHakuba Brewing Company、さらには2018年の自社醸造スタートを予定している松本ブルワリーのように、新たなブルワリーも続々誕生している長野県。今回は、そんな長野から発信されたビール関連の大きなニュースを時系列にまとめたほか、最後に県内クラフトビール醸造所の一覧も掲載してみました。

 

2017年長野版ビールニュースまとめ

11月:AJBが野沢温泉村で新工場を開設

 

10月:ヤッホーブルーイングが自社ホップで醸造

 

9月:軽井沢ブルワリーが生産能力を大幅増強

 

9月:ヤッホーブルーイングが銀河高原ビール買収

 

7月:「ビアフェス®信州」が開催中止に

 

8月:駒ヶ根で地元産二条大麦100%のビール醸造

 

7月:ヤッホーブルーイングが新ビールブランド発売

 

7月:南信州ビールが伊勢滝の水でビールを醸造

 

6月:上林温泉で玉村本店の直営店がオープン

 

5月:須坂市でフルーツ発泡酒づくりがスタート

 

4月:駒ケ根市や宮田村でホップ栽培がスタート

 

3月:安曇野市内でホップ栽培がスタート

 

3月:今年も「Snow Monkey Beer Live」開催

 


長野県で稼働中、または稼働予定のブルワリー

 

醸造所 / 区分
玉村本店(志賀高原ビール)   : ブルワリー
アングロ・ジャパニーズ・ブルーイング   : ブルワリー
ヤッホーブルーイング   : ブルワリー
軽井沢ブルワリー   : ブルワリー
ハクバ・ブルーイング・カンパニー   : ブルーパブ
エイワ穂高ブルワリー   : ブルーパブ
松本ブルワリー   : 2018年醸造開始予定
南信州ビール駒ケ岳醸造所   : ブルワリー
信州塩尻農業公園 チロルの森   : ブルーパブ
白樺リゾート レイクサイドプラザ   : ブルーパブ
麗人酒造   : ブルワリー
OH!LA!HO BEER ビール工場   : ブルーパブ
ホテル木曽路   : ブルーパブ
須坂市フルーツ発泡酒製造場   : ブルワリー

■ 大手ビールメーカー5社の工場と学術機関等のR&D施設を除いた、小規模なビールおよび発泡酒の醸造所を掲載しています。同じメーカーでも複数の醸造所があれば別々に掲載したほか、自社設備を持たない、いわゆる「ファントムブルワリー」は掲載していません。

■ 区分について:「ブルワリー」は、原則として醸造設備のみと定義していますが、試飲スペースやボトル販売を行っているところはありますのでご注意ください。「ブルーパブ」は醸造設備併設のバーやレストランになります。

 

 

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