セリス醸造所のベルジャントリプル「セリス・グランクリュ」日本上陸

2019-12-29

「デリリウムカフェ」をはじめとしたビアバー／ビストロの展開や、「RIO BREWING & CO.」（リオ・ブルーイング・コー）による醸造事業を手掛けるEVER BREW（エバーブルー）は2019年5月28日（火）、米セリス醸造所の新商品「セリス・グランクリュ」を発売しました。

オリジナルレシピを再現したベルジャントリプル

セリス醸造所は、「ヒューガルデン・ホワイト」の生みの親である故ピエール・セリス氏がベルギーから渡米したのち1992年に設立、その後、醸造所の売却に伴って2001年に一旦閉鎖されたブルワリーです。しかし、その後セリス氏の意志を継いだ娘のクリスティーヌ氏が、醸造担当である孫娘のデイトナ氏とともに同ブルワリーをテキサス・オースティンで17年ぶりに復活。現在は再び「セリス・ホワイト」をはじめとする各種ビールを発表しています。

今回、日本初登場となる「セリス・グランクリュ」は、セリス氏が1967年にベルギーのヒューガルデン村で発表したものと同じレシピを使用した伝統的なベルギーのトリプルスタイルです。セリス醸造所では1992年に一度発売され、瞬く間に世界中のビール愛好家を虜に。ワールド・ビアカップでは銀メダルを、グレート・アメリカン・ビアフェスティバルでは金メダルを受賞しました。

今回もオリジナルのレシピに従ってペールモルトを使用したほか、ホップにはサーズとカスケードを、酵母は1965年からセリス・ホワイトに使用されているものを使ったそう。舌ざわりが良く滑らかなボディで、モルトや果物の香りの中に微かな甘みが感じられ、ドライなフィニッシュに。8.6％と比較的度数は高いものの、アルコールを感じさせない、非常にバランスの取れたビールになったとしています。なお、グラスはチューリップ型で、飲むときの適温は5～8度が推奨されています。

「セリス・グランクリュ」概要