間伐材で麦芽を燻製！ Far Yeast Brewingがスモークビール発売

2023-08-03

Far Yeast Brewing（ファイーイーストブルーイング、山梨県小菅村）は2023年8月1日（火）、地元山梨で栽培されている桃とさくらんぼの木の間伐材で燻したモルトを使用し、スモークビール「Far Yeast ARCADIA（ファーイースト アルカディア）」を製造・限定発売しました。

同社公式オンラインストアでの購入分、および全国のビアバー・飲食店・酒販店向け商品は、8月7日（月）から順次出荷となります。

優しい燻製香のスモークヘレスラガー

桃の生産量日本一、さくらんぼの生産量全国3位の山梨県において、栽培のなかで剪定された桃やさくらんぼの枝は、そのまま畑で野焼きされることがほとんどだそう。しかし、現在はそうした作業が農業従事者の高齢化に伴い負担となってきたほか、二酸化炭素排出という環境面でも課題となっていたとのこと。その「間伐材」を燻製材として活用し、地域に根ざした燻製製品の開発等を行っているのが、南アルプス市の「燻製屋響（くんせいや ひびき）」です。

山梨の事業者・生産者と共創し、ビールを通じて地元の魅力を発信するという「山梨応援プロジェクト」最新作である今回の「Far Yeast ARCADIA」は、そんな燻製屋響とコラボ。桃とさくらんぼの木の間伐チップを使い、ビールの原料であるモルトを燻製・使用した、優しい薫香が魅力という「スモークへレスラガー」になりました。

今回はラガースタイルの「スモークビール」つくるべく、ベースのラガーを邪魔しないやさしい燻製香を目指したというFar Yeast Brewing。モルトのすっきりとした甘味とほんのり感じられる薫香、そして、それらを邪魔しない心地よいカーボネーションがドリンカビリティを高め、するすると飲み干せるような仕上がりになったとしています。

「Far Yeast ARCADIA」概要