和のエールビール「馨和 KAGUA」から限定醸造品2種が発売！

2019-12-29

Far Yeast Brewingは2019年10月下旬、同社エールビールブランド「馨和 KAGUA」から、限定醸造ビール「Blanc Cuvée Dry hopping（ブラン・キュヴェ・ドライホッピング）」と「Rouge Special Edition 2019（ルージュ・スペシャル・エディション2019）」の2種を発売します。

山椒と柚子を使った“和が馨る”ビール

“和が馨る”をコンセプトに、山椒と柚子という和の素材を原材料に使用している「馨和 KAGUA」は、しっかりとしたボディと瓶内二次発酵によるやわらかな炭酸を特長とするクラフトビールブランド。

今回発売するのは、「馨和 KAGUA Blanc」をベースに3種のホップを組み合わせたセゾン「Blanc Cuvée Dry hopping」と、「馨和 KAGUA Rouge」をさらに熟成させ特別醸造した「Rouge Special Edition 2019」の2種になります。

2種類以上の異なる酵母で発酵させたセゾン

「馨和 KAGUA Blanc」をベースに、2種類以上の異なる酵母で発酵させるMixed Culture（ミックスド・カルチャー）という手法を採用したという「Blanc Cuvée Dry hopping」は、セゾンを含むベルギー系の酵母2種類を使うことで単一酵母よりも複雑なアロマを実現したそう。

ホップのほうは、パッションフルーツを思わせる香りや柑橘・ベリー・ハーブなどのアロマが複雑に絡み合うモザイク、フルーティかつ大地や松のような素朴なアロマを持つシムコー、グレープフルーツのような柑橘系や松・スパイスのアロマをもつチヌークという3種を組み合わせて使用。ドライホッピングによるホップアロマが際立つよう、通常のBlancよりもドライに仕上げていて、飲んだ瞬間、口いっぱいに広がる芳醇な香りが楽しめるとしています。

「Blanc Cuvée Dry hopping」概要

オークパウダーで樽香や薫香も

2013年、2017年のRouge、2018年のBlancに続き第4弾の限定醸造商品となる「Rouge Special Edition 2019」。今回は濃色麦芽の比率を増やしており、過去のSpecial Editionより深みのある色合いと、より前面に出たモルトフレーバーが特徴になっているとのことです。

また、今回は「馨和 KAGUA」のオリジナリティを残しつつ、ビアスタイルとしては本格的なベルジャンスタイルのクアドルペル（※）に。通常の「馨和 KAGUA Rouge」をさらに熟成させ円熟味が増した味わいはもちろん、山椒やモルトの香りに加えオークパウダーを使用し、樽香や薫香などさまざまな香りを楽しめるとしています

※ クアドルペル（Quadrupel）：発酵前に含まれる麦汁の糖の比重がシングルの初期比重の約4倍となり、アルコール度数が9.1～14.2％と高くフルボディのビール。

「Rouge Special Edition 2019」概要