山梨のワイン用ぶどうをアップサイクルしたフルーツセゾン発売!
Far Yeast Brewing(ファーイーストブルーイング、山梨県小菅村)は2021年11月7日(日)、メルシャン(株)の「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー」(山梨県甲州市)にて収穫したワイン用ぶどうを使った商品「Far Yeast Grapevine 2(ファーイースト グレープバイン ツー)」を発売します。 同社オンラインストアでは10月26日(火)に予約販売受付が開始されました。
「摘房」されたワイン用ぶどうを活用
山梨の産品を使ったビールづくりを通し地域産業活性化を図るという「山梨応援プロジェクト」の第8弾として、勝沼産のワイン用ぶどうを使った本商品。
昨秋、韮崎市のぶどうを使っい好評を得た「GRAPEVINE」の2021年版であり、今年は「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー」とのコラボで果実味あふれるフルーツセゾンになったとしています。
ワイン用ぶどうの栽培では、果実ひとつひとつに栄養が行き渡るよう、途中で摘房(てきぼう)という間引き作業がありますが、通常、摘房された果実はすべて畑に廃棄されるそう。今回は、そんな廃棄される運命だった「カベルネ・ソーヴィニヨン」と「マスカット・ベーリーA」を活用したとのことです。
さらに、多種類のブドウ品種を栽培する見本園に少量栽培されていたものの、シャトー・メルシャンのワインには使用されない品種「コンコード」と「ナイアガラ」も譲っていただいうことで、計4種のぶどうを使用し、それぞれの特徴を活かすセゾンスタイルを醸造。フルーツ王国山梨のブルワリーだからこそできる、農産物アップサイクルの取り組みになったとしています。
ワインのようなフルーツセゾンに
ぶどう4種のうち、強い酸味と赤ワインのようなタンニンを持つカベルネ・ソーヴィニヨンと、ほどよい酸味のマスカット・ベーリーAは、「コールドソーク」と飛ばれるワインづくりの手法を採用。潰したぶどうの果皮を、発酵が始まる前に低温で漬け込み、ぶどうからより多くの色素や香りなどの成分を抽出。その果汁を仕込み釜に投入し、麦汁にぶどうの味わいと複雑な酸味を与えたとしています。
一方、優しい酸味と濃厚な甘みのコンコードとナイアガラはジューサーでジュース化し、発酵終盤に投入して豊かなアロマをまとわせたとのこと。そのうえで、ホップは白ぶどうのような香りを持つネルソン・ソーヴィンを2回に分けて投入。使用したぶどうの香りとの調和を狙ったとしています。
そうして完成した本商品は、ワイン用ぶどうがもたらすナチュールワインのようなアロマと、ネルソンソーヴィンホップ由来の白ぶどうのアロマが絡み合うフルーツセゾンに。4種のぶどうの複雑な果実味と酸味に加え、ぶどうの梗(ヘタ部分)に含まれるタンニンによって、後味にワイン特有の渋みも感じられる、まさにセゾンとワインの境界線のような仕上がりになったとのことです。
「Far Yeast Grapevine 2」概要
- 商品名
- Far Yeast Grapevine 2(ファーイースト グレープバイン ツー)
- 販売開始日
- 2021年11月7日(日)
- 価格
- オープン価格
- 原材料
- ぶどう(山梨県甲州市産)、麦芽、小麦、オーツ麦、ホップ、糖類
- アルコール度
- 5.5%
- スタイル
- Fruited Saison
- 品目
- 発泡酒(25%以上50%未満)
- IBU
- 15
- 醸造所
- Far Yeast Brewing 源流醸造所(山梨県小菅村)
- 仕様
- 350ml缶、15L樽
- Webサイト
- Far Yeast Brewing 公式オンラインショップ
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