小林ホップ農園の“生ホップ”使ったフレッシュホップビール発売!
Far Yeast Brewing(ファーイーストブルーイング:山梨県小菅村)は2022年9月4日(日)、山梨県北杜市の小林ホップ農園で収穫したばかりの新鮮な“生ホップ”を使った限定ビール「Far Yeast Farm to Brew 2022(ファーイースト ファームトゥー ブリュー 2022)」を発売しました。
ホップ栽培継承者とのコラボ
日本で初めて本格的なホップ栽培がはじまったという山梨県北杜市では、かつて多くの栽培農家が存在しましたが、今ではその数が激減。ほとんどの農家が撤退してしまいまっています。そんななか、県外から北杜市へ移住し、山梨のホップづくりを継承すべく2014年に栽培をはじめ、2022年現在はおよそ2ヘクタールの、関東以西で日本最大級となる圃場を運営するに至った「小林ホップ農園」の小林吉倫氏です。
Far Yeast Brewingは、同じ山梨で意欲的に活動する小林氏の取り組みを応援し、ともに北杜産ホップの魅力を伝えたいと考え、これまでも小林ホップ農園のホップを使った数々のビールを醸造してきました。
“Farm to Brew”とは
その最新作が今回の「Far Yeast Farm to Brew」。小林ホップ農園で朝収穫したばかりの“生ホップ”を、その日のうちに仕込み釜に投入してつくる、いわゆる「フレッシュホップビール」です。
商品名の“Farm to Brew”は、「農場から食卓へ」を意味する“Farm to Table”から着想しフレーズです。地産地消により、輸送や倉庫管理にともなう環境負荷を抑えたサステナブルな取り組みとしています。
朝採れ生ホップをその日のうちに
現在日本ではホップが栽培されている場所も少なく、醸造所近隣にホップ畑があるブルワリーはごくわずか。しかし、収穫した瞬間から酸化がはじまり、劣化が早いと言われる繊細なホップの香気成分をどれだけ保てるのかがフレッシュホップビールの勝負どころになるそう。
そこで本商品は、収穫から仕込み釜へと投入するまでの時間を最短にし、生ホップのアロマ・フレーバーを最大限に活かすことに挑んだとのこと。ホップ畑と醸造所が同じ山梨県内でこそつれるスペシャルなビールとしています。
ホップの収穫とビールの仕込みは7月下旬。Far Yeast Brewing源流醸造所のスタッフが早朝から北杜市にある小林氏の農園を訪れて収穫作業を行い、約4時間かけて40kgのホップを収穫。すぐに源流醸造所へと運び、香り成分を効果的に抽出するためにひとつひとつ手作業でホップの鞠花を分解して、そのまま仕込み釜へと投入したそうです。
生ホップの香り活かした“ケルシュ”
畑から届いた生ホップの自然で新鮮な香りをそのまま届けるため、ビアスタイル(ビールの種類)はシンプルで伝統的な“ケルシュ”タイプに。ホップは、ビタリングに「メルクール」をわずかに使用した以外は、すべて小林ホップ農園で収穫した北杜産ホップを使用したそうです。
品種は、杉、ヒノキ、レモングラスのような香りが特徴の希少品種「ソラチエース」、シトラシー、グラッシー、ハーバルなどユニークなアロマを持つ「コメット」、刺激の少ない爽やかな苦みが特徴の「スターリング」の3種類となりました。そのうえで、モルトとホップが織りなす、すっきりとドリンカブル、かつフルーティーな味わいに仕上げたとしています。
「Far Yeast Farm to Brew 2022」概要
- 商品名
- Far Yeast Farm to Brew 2022(ファーイースト ファーム トゥー ブリュー 2022)
- 販売開始日
- 2022年9月4日(日)
- 希望小売価格
- オープン価格
- 原材料
- ⻨芽(ベルギー製造、ドイツ製造)、ホップ、小⻨
- アルコール度
- 5.0%
- スタイル
- Fresh Hop Kölsch
- 品目
- ビール
- 醸造所
- Far Yeast Brewing源流醸造所(山梨県小菅村)
- 仕様
- 350ml缶
- Webサイト
- Far Yeast Brewing 公式オンラインストア
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