スマホ写真で桜の健康状態や樹齢を判定!「晴れ風ACTION 桜AIカメラ」がリリース

キリンビールは2025年3月17日(月)、同社ビール製品「キリンビール 晴れ風」発売とともに昨年スタートさせた、日本の風物詩を守る活動「晴れ風ACTION」の一環として、スマホで写真を撮ることにより桜の保全につなげるというサービス「晴れ風ACTION 桜AIカメラ(以下「桜AIカメラ」)」をリリースしました。
桜の健康状態や樹齢を自治体と共有
「桜AIカメラ」は、世界初(※1)のスマホカメラによるAI判定で桜の健康状態と推定樹齢を測定し、ユーザーや自治体に開示されるデータベースにするというサービスです。
一般の方がスマホで撮影した写真から桜の健康状態や樹齢をAIで判定のうえ、位置情報とともに全国の自治体へ届けられた桜保全データベースは、各自治体にて桜保全の担当者や樹木医の方々に共有され、桜の状態に合わせた適切なメンテナンスや計画的な植え替えなど、桜を守るための活動に役立てられるとしています。
※1 2025年3月(株)未来トレンド研究機構調べ(日本語・英語圏 Google検索による公開調査、J-platpat/J-GLOBAL/WIPO/J-STAGE/Espacenetによる知財調査)
桜を守る第一歩は、桜の状況を知ること
昨年の「キリンビール 晴れ風」発売以来、「晴れ風ACTION」で桜の保全活動を進めてきたなか、自治体や樹木医の方々から「桜を守る第一歩は、まず桜の状況を知ることだが、現状は桜のデータが不足している」との実情を伺っていたというキリンビール。桜の状況を把握するには膨大な予算が必要で、各自治体が独自で調査を行うのには限界があるそうです。
これに対し、キリンビールは多くの人が桜の季節になるとスマートフォンで桜を撮影していることに着目。「一般の方々が撮影した写真が、桜の状態を把握することにつなげられないか」との思いから、生活者参加型の桜保全データベース「桜AIカメラ」を開発したとのこと。開発には、国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所の勝木俊雄氏および一般社団法人 日本樹木医会の方々が監修を務めたとしています。
サービス利用について
・利用開始日:2025年3月17日(月)
※ 本サービスは、桜の花が咲いている春に限らず、通年で利用可能。葉がつく夏や紅葉の秋、枝だけの冬も含め、年間を通じて桜を撮影することで、桜の保全に必要なデータをより精度高く収集することができます。
・「桜AIカメラ」URL:https://harekaze.kirin.co.jp/sakura_camera/
・本サービスは20歳以上の方が対象となります。
「桜AIカメラ」の仕組み
① スマートフォンで桜の写真を撮影すると、独自に開発したAI技術で桜の健康状態や樹齢を判定します。
② 桜の写真と健康状態や樹齢のデータが、位置情報とともにデータベース上に集積されます。
③ 自治体専用ページを通じて、集まった写真やデータは、桜保全の担当者や樹木医の方々に閲覧・活用されます。
「桜AIカメラ」のAI学習内容
樹木医の協力の元、約5,000件の学習データを用意。その後、画像内の桜を正確に認識するために領域判定(セグメンテーション)を行い、桜の樹形や樹勢、幹の太さや模様といった特長を抽出。それらの特長データと診断結果をディープラーニングさせることで、桜の元気度や樹齢を判定できるAIを開発しました。
これまでの「晴れ風ACTON」の取り組み
お花見や花火など「日本の風物詩」とともに楽しまれてきたビールですが、現在、多くの人々が慣れ親しんできた風物詩の一部は、自治体の資金難や少子高齢化、気候変動などにより風物詩を保全・継承できず、消失する可能性もある危機的状況にあるそう。
こうした状況に対してキリンビールは、『ビールを飲むよろこびを広げてくれた「日本の風物詩」を守り、そこに集まる人々の笑顔を未来につなげていきたい』との思いから、2024年4月の「キリンビール 晴れ風」発売以来、桜や花火を守るための活動に売上の一部を寄付する「晴れ風ACTION」を続けています。「晴れ風ACTION」の第一弾では桜、第二弾では花火大会の開催支援のために、それぞれ47自治体ずつ、計8,000万円を寄付。2025年は「晴れ風ACTION」第三弾として、桜の保全活動の寄付先を昨年から2倍の94自治体(※2)に増やし、活動を広げていくとしています。
※2 選定延期となった石川県2自治体についても含む
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