「キリンビール 晴れ風」発売!初年度販売目標は約430万ケース
キリンビールは2024年4月2日(火)、スタンダードビールの新ブランド(※1)としては17年ぶりとなる新商品「キリンビール 晴れ風(以下、晴れ風)」(350ml缶、500ml缶)を、全国で新発売します。初年度販売目標は約430万ケース(※2)としています。
※1 プレミアム・クラフト・販売先限定品・既存ブランド派生品を除く
※2 1ケースは大瓶633ml×20本で換算
時代に合ったビールで第2の柱へ
3月下旬に都内で行われた製品発表会では、まず同社代表取締役社長の堀口英樹(ほりぐち・ひでき)氏と副社長執行役員の山形光晴(やまがた・みつはる)氏が登壇。「顧客の考え方や行動基準がめまぐるしく変化する時代、今の志向や価値観を捉えた新しいビールを届けたい」と語る堀口氏は、今後「晴れ風」を同社の新定番ビールとして「キリン 一番搾り(以下、一番搾り)」に次ぐ第2の柱へ成長させるべく、ブランド育成に取り組んでいくと語りました。
初年度販売は約430万ケースを目標としており、将来は「一番絞り」の缶に対して約半分、さらにはそれ以上の規模を目指したいとしています。
ビールで日本の風物詩に恩返しを
続いて登壇した山形副社長からは、現代の顧客嗜好を捉えたという本商品の味わいとともに、発売に伴ってスタートする同社プロジェクト「晴れ風アクション」の説明がありました。
「ビールのおいしさは、どこで、いつ、誰と飲むかといったことも関わってくる。ビールは昔からお花見や花火大会といった日本の風物詩に支えられてきた」という山形氏。「しかし今、たとえば桜は伐採や植え替えで少しずつ失われつつある。当たり前だった風物詩の一部が、温暖化、少子高齢化、あるいは自治体の資金難等で未来に受け継ぐのが簡単でなくなってきた」という現状への危機感から生まれたのが「晴れ風アクション」であり、今後はビールで風物詩に恩返しをしていきたいとしています。
そこで、同アクションは「晴れ風」の売上の一部を風物詩の保全や継承といった取り組みに活用し、継続的に支援を行うというもので、その第1弾が全国の桜応援活動となります。
究極の食中酒? 飲みやすさを徹底追求
続いて、同社マスターブリュワーである田山智広(たやま・ともひろ)氏と、「晴れ風」の開発を担当したマーケティング部 商品開発研究所 中味開発グループの東橋鴻介(とうはし・こうすけ)氏が登壇しました。
新しい時代の新しいビールは若い感性の自由な発想でつくってもらいたいとの思いで、新製品開発を若手ブルワーに託したという田山氏は、「晴れ風」について「今の時代に合ったど真ん中のおいしさを追求し、飲み応えと飲みやすさの両立という難しいテーマを掲げたビール」と説明。バランスを大切にしつつ、「『ビールはこうですよ』と声高に主張するのでなく、飲みやすさを徹底的に追求していった」としています。
その飲みやすさを、3つのこだわりで実現したと話すのが東橋氏です。1つ目のこだわりは、麦芽100%で素材の良さをしっかり引き出した点。麦の旨みや香りや甘さがしっかり感じられつつ、重過ぎない味わいを目指したとのこと。2つ目のこだわりはホップで、キリンビールが生産者支援から関わっている日本産希少ホップ「IBUKI」を半分以上使用。爽やかなな柑橘香が特徴とする「IBUKI」の添加タイミングにもこだわり、「おくゆかしくおだやかな香り」(東橋氏)を、こちらも飲みやすい程度に引き出したとしています。そして3つ目は味わい。仕込みや発酵の工程に工夫を加えることにより、今回はあえて酸味や苦味を抑え、飲みやすさを大切にしたとしています。
苦悩しつつも新たな挑戦でブレイクスルー
飲みやすさを3つのこだわりで実現したという東橋氏ですが、開発当初は“驚き伴った新しさ”をなかなか得られず苦労したそう。「技術や考え方を見つめ直し、数十回の試作を経て本商品の完成にこぎつけた」としています
どうやって新しさを出すかという点で苦慮したと語る東橋氏。「ホップの香りやのどごしといった特徴を強調するブランドは多いが、今回はあえて引き算のようなイメージで、特徴を低い程度でバランスさせ、飲みやすさに振り切った」とのことですが、そのアプローチは順風満帆ではなかったそう。
田山氏も、1回目の試作品テイスティングでは「正直、“あれ? ちょっと違うんじゃないか?”と思った」とのこと。「キリンビールが積み重ねてきたレシピの蓄積ゆえかもしれないが、新しさがないなと…」。ただし、「あとで聞いてみると、どうもその辺は確信犯で、引き算のために最初は布石としていろいろな要素を加えておいたのかな、と」語る田山氏。実際、2回目のテイスティングでは、「あ、これはいけるな」というのが出てきて安心したそうで、さらにそのあと何回かブラッシュアップを経て、「最後は本当に良いものを、これからの時代にふさわしい新しいバランスのビールをつくっていただいた」としています。
「最後にレシピができたときは嬉しかったし、ほっとしたという気持ちもあった。何より、お客さまの反応のなかで“新しさ”や“驚き”という狙ったところを得られたのが嬉しかった」と語る東橋氏は、「ホップの使い方を含めて、キリンビールとして今までやっていなかったことにトライできたのがブレイクスルーポイントになったのかなと考えている」と語ってくれました。
爽やか&爽やか&最後にキレとコク
「こんなにたくさんの取材陣を前にするのは紅白以来(笑)。上野で電車に乗ったら(本商品の広告で)私がいて(笑)、反対を見たら目黒蓮、右に美桜ちゃん、左に天海さんと、四方を取り囲まれて力の入れ具合感じた」という内村さん
この日の発表会では、本商品のCMに出演した内村光良さん、天海祐希さん、今田美桜さん、目黒蓮さんもゲストとして登壇しました。
本商品の味わいについては、「(CMでのリアクションと同じように)『はあ…』って(笑)。本当にそういう感じなの。擬音が大事(笑)」という内村さんと同じく、「私も擬音が多くなってしまいました」と話す今田さんですが、「爽やか、爽やか、で、最後しっかりビールのキレとコクがぐっと来るような…。すごくフレッシュな感じが広がるし、同年代ぐらいの方が中心となって開発したというフレッシュさも「晴れ風」に乗っているのかなと思いました。」というインプレッションも。
また、天海さんは「きちんとビールですという主張があるけれども、スパンときれる。すごくびっくり。“切れ味”ってどういうことからできるんだろうって。すごく印象的だし、早く皆さんにも経験して欲しいです」と、キレや飲みやすさに言及しました。
同じく、「キレの余韻を楽しむのが好き」という目黒さんは、「これから暖かくなったらベランダとかで風を感じながら飲みたいと思いました。撮影時は何も飲まず、CM現場で喉がカラカラの状態で飲ませてもらって、お仕事なのを忘れました。リアルな表情が映っているかなと思う。とにかく、本当に、本当に、本当においしいです。マジです(笑)。この気持ちをどう言葉で表したらいいか。本当に『晴れ風』という名前がぴったりだと思うし、早く皆さんとこのおいしさを共有したいです」と、語ってくれました。
「キリンビール 晴れ風」概要
- 商品名
- 「キリンビール 晴れ風」
- 発売地域
- 全国
- 発売日
- 2024年4月2日(火)
- 容量・容器
- 350ml缶・500m缶
- 価格
- オープン価格
- アルコール分
- 5%
- 純アルコール量
- 350ml缶:14g、500ml缶:20g
- 製造工場
- キリンビール仙台工場、取手工場、名古屋工場、滋賀工場、岡山工場、福岡工場
- Webサイト
- 「キリンビール 晴れ風」ブランディングページ
「晴れ風ACTION」概要
- テーマ
- 4月2日(火)からは第一弾(※3)として、日本全国の「桜」をテーマにした応援活動をスタート。
※3 本年の第二弾として日本全国の「花火」をテーマにした応援活動を予定しています。次年度以降も、桜をはじめとする「日本の風物詩」の支援に継続して取り組んでいく予定です - 寄付金対象・用途
- テーマごとに、公募審査により選出された全国の47自治体(市区町村)(※4)にて、「日本の風物詩」を保全・継承する活動の資金の一部として活用(※5)されます。
※4 第一弾における、43の自治体については2月に公募審査により選出済み。令和6年能登半島地震の被災4県(新潟・富山・石川・福井)については、公募審査を延期しており、石川県を除く3県においては、4月以降公募活動を再開予定。石川県については、引き続き公募審査を延期しています
※5 キリンビールにて寄付金を集計後、各自治体へ寄付金を送付 - 参加方法
①「晴れ風」を購入すると、350ml 1缶につき0.5円、500ml 1缶につき0.8円が自動的に寄付されます。
② また、缶の裏に印字された二次元コードなどから専用サイトにアクセスすると、1日1回0.5円分の“晴れ風コイン”が無料で付与され、応援したい自治体を選んで寄付することが可能(※6)です。
③ 専用サイト上では、本取り組みの寄付総額を確認できるほか、それぞれの桜に対して応援メッセージや写真を投稿できる機能、さらに「晴れ風ACTION」への参加証明書をSNSでシェアすることも可能です。
※6 晴れ風コインでの寄付金額には上限があります- Webサイト
- 「晴れ風ACTION」ブランディングページ
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