松本城のクラフトビールフェスティバル復活を祈って、ビールが飲める各地のおススメ「お城祭り」をご紹介!
「2017年の『ビアフェス®信州』は開催できず」というニュースが、先週7月28日(金)から今週にかけて大きな話題となりました。
毎年会場となっていた松本城公園の管理者である松本市教育委員会(以下、市教委)が、ビアフェス“自粛”を同フェス実行委員会(以下、実行委)に要請した結果、実行委が開催を断念したとのこと。市教委は、今春改正された同公園の使用許可に関する内規に基づき、「飲酒を伴うイベントは史跡の品格にふさわしくない」と考えたそうです。
過去3回開催されていた同フェスは全国的に知られたビールイベントだったこともあって、開催断念のニュースは、その理由とともにビールファンのコミュニティを超えてネット上で大きな議論を呼びました。
「長野は“クラフトビールどころ”」と知っていたら?
長野県にはクラフトビール市場のトップメーカーであるヤッホーブルーイングだけでなく、海外のビールレビューサイトで2年連続日本一となった玉村本店(志賀高原ビール)、さらには南信州ビール、OH!LA!HOビール、軽井沢ブルワリー等々、実力派のブルワリーがひしめいています。
以前、「ブルワリー数は東京が日本一」という記事を書きましたが、醸造量や人気まで考えると、長野県は日本を代表する“クラフトビールどころ”と言ってもいいように思います。
今回の決定に対しては「“品格にそぐわないから開催不可”というのは納得できない」といった批判が大勢を占めていました。ただ、そうした議論はさておいたとしても、もし市教委の方々が“クラフトビール県”たる地元長野の素晴らしさを深くご存知であれば、もう少し違ったご判断になっていたかもしれないかなと感じています。
ただし、8月2日(水)現時点での最新情報によると、フェス実行委と市教委のあいだではすでに話し合いが行われていて、今年こそ間に合わないものの来年度は開催の方向になるようです。
全国各地でお城を活用したお酒イベントが活況♪
ちなみに、文化庁が昨年発表した「文化財活用・理解促進戦略プログラム2020」には「文化財をユニークベニューとして活用した文化イベントを積極的に実施」ということが明記されています。ビールファン以外の方々が飲酒イベントをどのように捉えるかというのはまた難しい話ですが、いずれにせよ、史跡を活用した各種イベントがこれからも全国各地で増えいくことは間違いないと思います。
そんな時流も意識しつつ、長野県にはそのハイレベルなクラフトビール文化を、ぜひ“おらが県の武器”として全国へ力強く発信して欲しいと思います。
そんなこともありましたので、来年の「ビールフェスティバル@松本城」復活へのエールという意味を込めつつ、今回はビールが飲める各地の「お城イベント」を4つほどご紹介します。8月開催のイベントも2つありますので、夏休みのお出かけ先候補としてチェックしておくといいかもしれません♪
「松山BEERフェスタ2017」
<期間>
2017年8月19日(土)~8月20日(日)
<会場>
城山公園堀之内 管理広場
<Webサイト>
公式サイト
「高知城 夏の夜のお城祭り」
<期間>
2017年7月14日(金)~7/17日(月・祝)
<会場>
高知城・高知公園
高知県高知市丸ノ内1丁目2−2−1
<Webサイト>
公式サイト
「大阪城クラフトビアホリデイ」
<期間>
2016年10月7日(金)~10月10日(月・祝)
<会場>
JR大阪城公園駅前広場
大阪府大阪市中央区大阪城1−1
<Webサイト>
公式サイト
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