宮崎ひでじビール、県産ホップ100％のゴールデンエールを発売！

2024-10-10

宮崎県延岡市のビール醸造所、宮崎ひでじビールは2024年10月7日（月）、契約農家とともに栽培したという宮崎県産ホップ100％のクラフトビール新商品「宮崎フレッシュホップエール2024」を発売しました。

“ホップオーナー制度”も活用

宮崎ひでじビールが2016年に開始したホップ栽培は、商業ベースの栽培としては九州初の試みであり、当初はホップ栽培に適しているとされる緯度35度〜55度のエリアに宮崎がないことなどから「栽培は難しい」と言われていたそう。しかし、近年では大分県や熊本県にもホップ栽培の農産振興が広がりをみせているとのことです。

また、同社は2020年、オンラインショップやふるさと納税でホップ株の「年間オーナー権」を販売するホップオーナー制度もスタート。購入した顧客はホップ株ごとにオーナー名を記載し、専用Facebookグループで生育状況などの共有も行いながら、収穫・仕込み後にはできたての「フレッシュホップエール」を届けているとのこと。今年は223名の申込みがあり、県内の顧客はもちろん多くのビールファンの交流の場となりつつあるとしています。

採れたてホップらしい瑞々しい香り

今年のホップの栽培については、圃場の一部で土壌の常在菌による「根頭癌腫病」にかかる株が発生したものの、乾燥前の生ホップ収量は昨年+40kgの豊作で、無事に宮崎ホップ100％のビールを醸造することができたとのこと。

そんな県産ホップを、収穫後すぐに乾燥・粉砕し急速冷凍し、新鮮な状態で使用したという今回の「宮崎フレッシュホップエール2024」。今年は冷凍した生ホップをタンク内で漬け込み、発酵・熟成中のビールにホップの香りをつける製法にもチャレンジすることで、採れたてホップならではの瑞々しい香りと心地よい苦味が特徴の、華やかなゴールデンエールに仕上げたとしています。

「宮崎フレッシュホップエール2024」概要