奈良醸造がカカオハスク&唐辛子使ったチョコレートビール発売!

2024-03-30

奈良市のクラフトビール醸造所、奈良醸造（ならじょうぞう）は2024年3月25日（月）より、Bean to Bar チョコレート専門店であるダンデライオン・チョコレート・ジャパンとのコラボレーションビール「MATCHSTICK（マッチスティック）」を限定発売しました。

モルト由来の焙煎香にカカオの香り

とあるイベントで意気投合したことをきっかけにスタートしたという奈良醸造とダンデライオン・チョコレート・ジャパンとのコラボレーション。奈良醸造は、東京・蔵前にあるダンデライオン・チョコレートのファクトリーで、チョコレートの原料となるカカオニブを取り出す際に分離され廃棄される外皮（カカオハスク）の存在を知り、「ビールならうまく使えるのではないか」と考え、素材の検討をはじめたそうです。

カカオハスクは繊維質で硬いものの、とても良い香りがするそう。そこで、今回はさまざまな種類のなかから、フルーティーな酸味や甘酸っぱい苺、ローストしたナッツのような香りを持つ「マヤ・マウンテン, ベリーズ」を使用。香りと味わいに奥行きをもたせるために、チョコレートに使われるカカオニブも少しだけ使用したとのことです。

ビアスタイル（ビールの種類）は「チョコレートビール」ですが、甘いビールを思い浮かべる人にとって少し意外な味わいに仕上がったという今回のビールは、アクセントとして、世界で最も辛い唐辛子のひとつ「トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー」をほんの少し漬け込んだとのこと。モルト由来の焙煎香に、ほのかなカカオの香りとロースト感があいまった豊かな香りで、口に含めばカカオ由来の酸味や苦味が感じられ、あとから唐辛子のピリッとした辛味が追いかけてくるという本商品。辛味はあくまでアクセントであり、そのままビールだけで味わうもよし、食事と合わせるもよし、多様なシーンで楽しめる一杯になったとしています。

このほか、本商品の350ml缶は窒素ガス充填を行ったナイトロ缶ビール仕様となりました。窒素ガスを充填することでクリーミーな泡と口当たりになっているとのことで、良く振って勢いよくグラスに注ぐことにより泡を楽しめるとしています。一方、樽のほうは通常のビールと同様に炭酸ガスで仕上げているとのこと。樽と缶で仕上げが違うことにより素材の特徴の出方も異なっているため、飲み比べていただけると2度面白いビールになっているとしています。

「MATCHSTICK」概要