サンクトガーレンが山梨の“訳あり桃”使ったフルーツビール発売!

2023-10-07

サンクトガーレン（神奈川県厚木市）は2023年9月29日（金）、山梨県の“訳あり”桃を使用したというフルーツビール「7種の桃のエール」の樽生提供をスタートしました。提供は、同社直営店「サンクトガーレン タップルーム」ほか、「横浜オクトーバーフェスト」（9/29[金]～10/15[日]）、「厚木オクトーバーフェスト」（10/6[金]～15[日]）にて。

※ 瓶の販売ては未定。イベント期間の消費量によっては瓶の販売が無い場合があります。

1回の醸造で500kgもの桃を投入

桃を使ったビールを2011年から不定期に醸造し、樽生限定で販売をしているというサンクトガーレン。同社は“桃ビール”を、2016年から横浜赤レンガ倉庫で開催される「横浜オクトーバーフェスト」の会場限定ビールとして毎秋提供しており、1日1,000杯超の販売実績をもつ名物ビールになっているとのことです。

本商品には毎年、外観などに難があり一般販売出来ない“訳あり”桃が活用されています。桃は収穫した果実の3分の1が“訳あり”品になってしまう年もあり、特に今年は高温・少雨の影響で実が十分に大きくならなかったり、逆にお盆前後の台風で急に肥大してしまった実が水膨れのような見た目になってしまったりしたものも多いそう。そうした“訳あり”果実は家畜の餌になったり廃棄されてしまうことがほとんどであったため、ビールへの活用は農家の方にも喜ばれているそうです。

“訳あり”果実を活用している関係で、サンクトガーレンには多様な品種の桃が集まるとのこと。2023年は「白凰」「夢しずく」「あかつき」「まどか」「川中島」「ゆうぞら」「さくら」を使用したとしています。

桃は皮と種を除きピューレ状に加工してからビールのベースとなる麦汁に投入。1回の醸造に桃500kgをたっぷり使用することで、香りも味わいも“桃感”が溢れるビールになるという本商品。ビールから漂う香りは甘い桃そのものですが、ただ甘いだけではなく、桃のタネ付近の酸味も感じられ、「生の桃を丸ごとかじったような味わい」になったとしています。

「7種の桃のエール」概要

本商品は日本の酒税法で認められている以上の量の果物を使用しているため“発泡酒”表記となりますが、麦芽率は50％以上で税率はビールと同じとなります。