Alc10％で賞味期限5年！サンクトガーレンが｢麦のワイン｣2種発売

2022-11-23

サンクトガーレン（神奈川県厚木市）は2022年11月17日（木）、ワイン並の高アルコールでワインのように長期熟成が可能な“麦のワイン”と呼ばれるビール2種「バーレイワイン（大麦のワイン）」と「ウィートワイン（小麦のワイン）」を、各6,000本限定で発売しました。

麦芽量は通常の約3倍を使用

ワインの名が付く通り、ビールでありながらワインに匹敵するハイアルコールで、年単位での長期熟成が可能という“麦のワイン”。

「バーレイワイン」「ウィートワイン」ともに、原材料は通常のビールと同じ麦芽、ホップ、水、ビール酵母のみですが、それを膨大な量使用して極限までアルコール度数を高めており、サンクトガーレンでは通常の約3倍となる麦芽を使用しているそうです。

また、麦汁の濃度の高い部分だけを使っているため、通常1回の仕込みで約2,000Lのビールをつくることが可能なサンクトガーレンの醸造システムでも、麦のワインは半分の1,000Lしかつくれないとのこと。

麦のワインの特徴は、麦の旨味が凝縮された、非常に濃厚で蜜のようにとろりとした口当たり。特に「ウィートワイン」の主原料である小麦麦芽は大麦麦芽よりもタンパク質が多く、液の粘度が強くなるため“とろみ”をより強く感じるそうです。

賞味期限は5年間！

このほか、ビールの苦味と香りのベースとなるホップは、ウィートワインで2.5倍。バーレイワインでは約7倍（！）も使用。そのため、特にバーレイワインは通常のビールとは比較にならないほどの濃厚さとともに、華やかな香りと、重厚な苦味を併せ持った味わいになるとしています。

アルコール度数はどちらも通常のビールの約2倍となる10％で、熟成期間は通常の6倍以上。このため、出荷段階で飲んでもブランデーを思わせる熟成感がありますが、購入後に1年、2年と熟成させることで、香りも味わいも驚くほど深みを増し、複雑味を帯びていくとのこと。賞味期限は5年間となります。

古いほど価値が高まるビール

また、普通ビールは新鮮なほうが喜ばれますが、麦のワインは逆で、ビールファンのあいだでは古いほど価値が高いとされるそう。そのため、多めに購入して熟成させ、前年のものと飲み比べを楽しんだりする方も多いそうです。熟成させると、ドライフルーツやカラメルが複雑に絡み合ったような甘味が強く出てくるとのこと。

このほか、サンクトガーレンの麦のワインはシャンパンと同じ瓶内2次発酵製法で仕上げているとのこと。発酵の終了したビールから古いビール酵母を取り除き、新鮮なビール酵母と糖分（麦汁）を添加して、1本1本手作業で密封しています。

さらに、通常の瓶詰めは炭酸ガスでビールに圧力をかけて行いますが、麦のワインは炭酸ガス不使用。瓶に詰めたあと、酵母が活動しやすい温度（13度前後）で2週間程度保ち、このときの発酵活動によって自然発生する炭酸ガスをビールに溶け込ませて仕上げるそう。栓を開ける瞬間まで発酵が続く、単なる酵母入りビールとは一線を画す“本当の生きているビール”としています。

「麦のワイン」2種の商品情報

「バーレイワイン（Barley Wine）大麦のワイン」概要

「ウィートワイン（Wheat Wine）小麦のワイン」概要

「麦のワイン」販売情報

【住所】神奈川県厚木市中町2-2-1 本厚木ミロード② 1階（本厚木駅北口すぐ）
【電話番号】 046-230-7017
【営業時間】11:00～23:00（日・月は22:00まで）
※ラストオーダー フード 1時間前、ビール30分前
【公式サイト】https://www.sanktgallenbrewery.com/taproom/