サンクトガーレン「和梨のヴァイツェン」発売! 訳あり梨を活用
サンクトガーレン(神奈川県厚木市)は2021年10月5日(火)、表皮の傷や蜜(みつ)症のために廃棄処分される予定だったという神奈川県小田原産の梨を活用したビール「和梨のヴァイツェン」を限定発売しました。
傷梨や蜜症の梨をビールに活用
近年、多くの梨農家は、天候不順などによって果実内の糖分が偏って透明化してしまう“蜜症”に悩まされているそう。リンゴにあると喜ばれる蜜も梨に発生すると特有の食感が失われるため、食用として問題なくとも一般販売はできなくなるそうです。
そこで、かねてから傷オレンジを使ったビール「湘南ゴールド」や、傷リンゴを使ったビール「アップルシナモンエール」など、1年を通じてさまざまな傷あり果実を活用したフルーツビールを製造販売しているサンクトガーレンが、神奈川県の関係者より相談を受けて開発したのが「和梨のヴァイツェン」です。
同社では、蜜症のほかにも、風に揺られ枝と擦れて傷や割れがついたり、色や形(サイズ)にバラつきがあったりして、通常品として売り物にならない小田原の「豊水」「幸水」「菊水」の3種を買い取って活用したとしています。
そのうえで、ビールは小麦麦芽を主原料としたフルーティーなヴァイツェンというスタイルがベースに。梨は細切れにしたもの、ペーストに加工したもの、ジュースに加工したものを3段階に分けて加えているそう。
そうして完成した本商品は、ビール特有の苦みがほとんどなく、梨の甘い香りと瑞々しい風味をギュッと綴じ込めたフルーティーな味わいに仕上がったとしています。
「和梨のヴァイツェン」概要
※ 本商品は日本で認められている量以上の果物を使用しているため“発泡酒”表記になりますが、麦芽率は50%以上なので酒税はビールと同じになっています。
- 品名
- 和梨のヴァイツェン
- 品目
- 発泡酒
- 原材料
- 麦芽、ホップ
- スタイル
- フルーツビール
- アルコール
- 5.5%
- IBU(国際苦味単位)
- 18
- 発売日
- 2021年10月5日(火)
- 瓶容量
- 330ml
- 希望小売価格
- 506円(税込)
- 販売場所
- サンクトガーレン直営オンラインショップ、東武百貨店池袋店、そごう(横浜店・大宮店)、髙島屋(大阪店・泉北店・高崎店)ほか
- Webサイト
- 「和梨のヴァイツェン」特集ページ
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