“訳あり梨”を活用!サンクトガーレン「和梨のヴァイツェン」発売
サンクトガーレン(神奈川県厚木市)は、地元の“訳あり梨”を活用したビール「和梨のヴァイツェン」を、9月22日(木)より厚木市の同社直営タップルームにて、9月30日(金)より神奈川県横浜市で開催の「横浜オクトーバーフェスト」、東京都練馬区で開催の「ロハスフェスタ東京」にて、樽生で提供を開始しました。10月には330ml瓶の一般販売も開始する予定としています。
“蜜症”の梨を有効活用
近年、梨農家の多くは、天候不順などで果実内の糖分が偏って透明化してしまう“蜜症”に悩まされているそう。リンゴにあると喜ばれる蜜ですが、梨に発生すると特有の食感が失われるため一般販売ができなくなるとのことです。
そうした、食感は悪くとも食用として問題のない蜜症の梨について、神奈川県の関係者の方々から相談を受けて開発したというのが今回の「和梨のヴァイツェン」です。本商品には、このほかにも風に揺られ枝と擦れて傷や割れがあったり、色や形(サイズ)にバラつきがあるなど、通常品としては売り物にならない梨を買い取って活用しているそうです。
梨の甘い香りと瑞々しい風味
本商品は、小麦麦芽を主原料としたフルーティーなヴァイツェンというビアスタイル(ビールの種類)がベースに。そのうえで、梨は細切れにしたもの、ペーストに加工したもの、ジュースに加工したものを3段階に分けて加えているとのことです。
ビール特有の苦みはほとんどなく、梨の甘い香りと瑞々しい風味をギュッと閉じ込めたフルーティーな味わいが特徴としています。
農家の方々とWIN-WINに
サンクトガーレンは、今回の「和梨のヴァイツェン」以外にも、傷オレンジを使ったビール「湘南ゴールド」、傷リンゴを使ったビール「アップルシナモンエール」など、1年を通じてさまざま傷あり果実を使ったフルーツビールを製造しています。これらのビールは、果物本来の香りや味わいを引き出すべく、香料などに頼らず果物をたっぷり贅沢に使うため、通常より安く仕入れられる"訳あり"果物の活用は原材料のコストを抑えることにつながります。
同時に、農家の方々にとっては売り物にならない果物が売れるということで、訳あり果物の利用は互いにメリットがあるのだそう。なかには、訳あり果実に困った農家の方々からのSOSから誕生したフルーツビールもあり、食品ロス削減、ひいてはSDGs達成に貢献しているとしています。
「和梨のヴァイツェン」概要
- 原材料
- 麦芽、ホップ
- 副原料
- 梨(神奈川、新潟産)
- アルコール度
- 5.5%
- スタイル
- フルーツビール
- 使用麦芽
- ペールエールモルト、ホワイトウィート
- 使用ホップ
- ザーツ
- Webサイト
- ・「和梨のヴァイツェン」公式ページ(サンクトガーレン)
提供場所:サンクトガーレン タップルーム
提供場所:横浜オクトーバーフェスト(2022/09/30~2022/10/16)
提供場所:ロハスフェスタ東京(2022/09/30~2022/10/02)
最新情報をお届けします
Twitter でオールウェイズ・ラブ・ビールをフォローしよう!
Follow @alwayslovebeert
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません