サンクトガーレン、“訳あり梨”使った「和梨のヴァイツェン」発売!
サンクトガーレン(神奈川県厚木市)は2023年9月、表皮の傷やいびつな形のため一般では売り物にならない梨を活用したというビール「和梨のヴァイツェン」を限定発売しました。9月14日(木)に厚木市の同社直営タップルームと、さいたま市で開催中の「けやきひろば秋のビール祭り」にて提供がスタートしています。
梨の甘い香りと瑞々しい風味
本商品は、小麦麦芽を主原料としたフルーティーな「ヴァイツェン」というビアスタイル(ビールの種類)をベースにしています。梨は細切れにしたもの、ペーストに加工したもの、ジュースに加工したものを3段階に分けて加えており、ビール特有の苦みはほとんどなく、梨の甘い香りと瑞々しい風味をギュッと閉じ込めたフルーティーな味わいが特徴としています。
“蜜症”に悩む梨農家とWin-Win関係に
近年、多くの梨農家は、猛暑などの影響で果実内の糖分が偏って透明化してしまう“蜜症”という現象に悩まされているそうです。リンゴにあると喜ばれる蜜も、梨に発生すると特有の食感が失われるため一般販売できなくなるためとのこと。ただ、食用としては問題なく、神奈川県の関係者より相談を受けたサンクトガーレンが、そうした蜜症の梨も使って製造したのが本商品になります。
同社はこのほかにも、風に揺られ枝と擦れて傷や割れができたり、色や形(サイズ)にバラつきがあるなど、食品としては問題なくとも通常品として売り物にならない梨を買い取って活用。今年は「豊水」「幸水」「菊水」「新星」の4種を使用したとしています。
サンクトガーレンは、こうしたフルーツビールを製造するうえで、香料等に頼らず果物本来の香りや味わいを引き出すべく果物をたっぷり投入するため、通常より安く仕入れられる、傷などの"訳あり"果物の活用は原材料のコストを抑えることにつながるとのこと。
一方で、訳あり果物の利用は、農家にとっては売り物にならない果物が売れるということで、互いにとってメリットが生まれるそう。訳あり果実に困った農家さんのSOSから誕生したフルーツビールもあるということで、こうした果実の利用は食品ロス削減、ひいてはSDGs達成にも貢献しているとしています。
「和梨のヴァイツェン」概要
- 原材料
- 麦芽、ホップ
- 副原料
- 梨(神奈川、新潟産)
- アルコール度
- 5.5%
- スタイル
- フルーツビール
- 使用麦芽
- ペールエールモルト、ホワイトウィート
- 使用ホップ
- ザーツ
- <樽生>提供店
- ▼「サンクトガーレン タップルーム」
本厚木駅北口すぐにあるサンクトガーレンの直営店。レギュラービールから季節限定ビールまで、樽生で提供される20種類のビールすべてをサンクトガーレン1社で製造しています。
【住所】奈川県厚木市中町2-2-1 本厚木ミロード② 1階(本厚木駅北口すぐ)
【電話】046-230-7017
【営業時間】月 12:00~22:00/火~金 12:00~23:00/土 11:00~23:00/日 11:00~22:00
※ ラストオーダー フード 1時間前、ビール30分前
公式ページ:https://www.sanktgallenbrewery.com/taproom/
- <イベント>
- ▼けやきひろば秋のビール祭り
https://www.beerkeyaki.jp/
2023年9月14日(木)~18日(月・祝)
▼横浜オクトーバーフェスト2023
https://www.yokohama-akarenga.jp/oktoberfest/
2023年9月29日(金)~10月15日(日)
▼厚木オクトーバーフェスト2023
https://www.facebook.com/profile.php?id=100094133361241
2023年10月6日(金)~10月15日(日) - Webサイト
- サンクトガーレン「和梨のヴァイツェン」 公式ページ
最新情報をお届けします
Twitter でオールウェイズ・ラブ・ビールをフォローしよう!
Follow @alwayslovebeert
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません