「こはるコーラ」発売！砂糖＆香料不使用の“クラフトコーラ”

2021-01-24

「いわて蔵ビール」等の製造・販売を行う岩手県一関市の世嬉の一酒造（せきのいちしゅぞう）は2021年1月18日（月）、ノンアルコール炭酸飲料の新商品として、クラフトコーラ「こはるコーラ」を発売しました。

ビール醸造技術を応用した“地コーラ”

コロナ禍によって清酒やクラフトビールの飲食店向け出荷量が落ちていたという世嬉の一酒造は今回、クラフトマンシップを生かした新たな地場産飲料に活路を見出すべく、地ビールならぬ“地コーラ”を開発しました。

同社は以前からビール醸造技術を応用した地コーラの開発を行っており、ある程度は商品も形になっていたそうですが、折からのクラフトビールムーブメントもあり、ここ数年はビール醸造に集中するためコーラづくりを一時中断していたそう。

しかし2020年、コロナ渦の緊急事態宣言で飲食店向けアルコール需要が減退し、時間と工場の余力が生まれたことから開発を再開、本商品の完成となりました。今後はノンアルコール炭酸飲料の醸造によって新たな販路獲得を目指すとしています。

主原料は地元産「小春二条大麦」

そうして完成した「こはるコーラ」は、砂糖を香料を一切使用しておらず、主原料に地元産の「小春二条大麦」を使用した製品に。小春二条大麦を糖化することで甘みを引き出す工程はビール醸造や水あめをつくる過程と同じで、焙煎温度の高い麦芽を使用することにより麦芽の殻で濃い色と深い味わいを引き出したとのことです。

また、ビール醸造の手法を広く活用し、ナツメグ、コリアンダー、ショウガ等、さまざまな香辛料も投入しており、その結果として自然原料だけで醸造した炭酸飲料が完成。これまで老舗酒屋として対象としていなかったお子様にも安心して提供できる商品になったとしています。

「こはるコーラ」概要