日本初上陸ブルワリーも多数!台湾クラフトビールのECサイト開設
貿易仲介などを手がける盛華通商は2022年12月、台湾各地のクラフトビール醸造所(マイクロブルワリー)から商品を集めた台湾クラフトビール専門のECサイト「むぎうぎ」を開設しました。
20~30代が躍動する台湾ビール業界
台北、台中、台南の新興個性派マイクロブルワリーにフォーカスしているという本サイト。台湾のマイクロブルワリーは、これまで海外の人々が知る機会をなかなか持てなかった面もあり、「むぎうぎ」での取り扱いが海外初進出というケースがほとんどだそうです。
また、それまで国が独占していたビール市場が2002年のWTO加盟で民間へ開放された経緯があり、台湾のビール市場は比較的若く、「むぎうぎ」が契約するブルワリーはすべて2002年以降の創業だそう。今回集結したブルワリーのうち半分以上は20代・30代のブルワーが活躍しているということで、しきたりや暗黙の了解、常識や前例に縛られていない点も特徴としています。
「むぎうぎ」が取り扱う台湾ブルワリー(※)
※ 2022年12月時点
- ① Formosa Brewing
- フランス人によって創業された、王道ビールを得意とするブルワリー。強アルコールビールが人気。すでに欧州市場には進出している。
- ② FLOATING LIGHT
- 台湾で海外産ビールの輸入小売を行っていたところから独自ブランドを構築。昔気質の台湾人ブルワーが運営。
- ③ Sahara Brewing
- 若いヘッドブルワーが活躍。店舗は地元のみならず全国的に話題となるほど練された雰囲気。
- ④ 55th Street Craft Brewery
- コロンビア人ブルワーが運営するブルワリー。ドラゴンフルーツなど一風変わった実験的なビールづくりにも精力的に取り組む。
- ⑤ Jim & Dad’s Brewing Company
- “観光ブルワリー”を確立した、テーマパークを彷彿とさせる外観が特徴のブルワリー。観光地として訪れるファンも多く、その場でつくりたてビールを提供。
- ⑥ Tsai’s Actual Brewery
- ヨーロッパ留学中に醸造を学んだ若きヘッドブルワーが指揮。高い生産技術や生産能力でOEM的に多様な依頼を受けてビール醸造を手がける。
- ⑦ SolemnBoil Brewery
- 風光明媚な自然溢れる地で「沙連堡旅館」を本業とする“二刀流ブルワリー”。宿泊客に振る舞っていた自家製ビールが美味しいと話題になり、万を持して本格的に醸造市場に参加。
- ⑧ Green Marsh Brewery
- 大学教授の父親からビールづくりを教わった若き女性ブルワーが活躍する2020年創業のブルワリー。ビールだけでなく、添加物やガス封入を行わない製法のシードルが人気。
本格IPAから南国フルーツビールまで
「多様なビールを楽しめることがひとつの大事な提供価値になる」という同サイトは現在30種類以上のビールを揃えており、飲み比べや料理とのマリアージュ、さらには「自分の1本」の発掘等々、ビールライフの一層の充実を実現したいとしています。
ダブルIPA、セッションIPA、ヘイジーIPA等の王道IPAほか、バーやコンビニでも定番のピルスナーや黒ビール、パッションフルーツやドラゴンサワーといった台湾らしさ溢れる南国フルーツフレーバービール、さらには「馬告(マーガオ:スパイスの一種)」等、日本ではなかなかお目にかかれない珍しい食材を使ったビールも取り揃えています。
▼Webサイト
台湾クラフトビール販売サイト「むぎうぎ」
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