2016年に人類が飲んだビール、東京ドームをジョッキにすると何杯分?
キリンは2017年12月21日(木)、同社が運営するインターネット上の仮想大学「キリンビール大学」にて、計170の世界主要国および地域における2016年のビール消費量に関するレポートを発表しました。
このレポートは、キリンが世界各国のビール協会などに対して独自に実施したアンケート調査と最新の海外資料に基づいたもの。今回はそのレポートから興味深い数字をいくつか挙げてみます。
国別では日本が10年連続7位に
2016年 国別ビール消費量
まず、2016年の世界ビール総消費量は前年比0.6%減の約1億8,689万KLで、2年連続で前年比マイナスでした。なお、この量は、容積が約124万m³の東京ドームをジョッキに見立てると約151杯分に相当します。
「“東京ドーム何個分”という表現はよく聞くけど、いまひとつピンとこない」という方はいるかもしれませんので、続いて国別の数字を見てみます。国別では中国が14年連続1位でした。ただ、中国自体は前年比3.4%の大幅減に。世界総消費量の22%前後を占める中国の消費にブレーキがかかったことは、世界総消費量のマイナスにも大きく影響しました。
日本はというと、2位アメリカ、3位ブラジル、4位ドイツ、5位ロシア、そして6位メキシコに続いて、10年連続7位という結果に。このほか、地域別ではアジアの構成比が世界の33.9%を占めて9年連続で1位になった一方、アフリカは6年連続で前年比増になりました。
1人あたり消費ではやっぱりあの国が1位
2016年 国別一人当たりビール消費量
ただ、総消費量よりは一人当たり消費量のほうが、その国の“ビール好き具合”は分かりそうですよね。で、そうなると多くのビールファンがご存知の通り、やっぱりチェコ共和国が1位でした。これは24年連続。今年は平均で年間143.3Lのビールを飲んだそうで、例年通り、ぶっちぎりの結果です。
なお、外務省が発表しているチェコ統計局の数字によればチェコの人口は2016年12月末時点で1,057万人。一方、中国国家統計局の発表によると中国の総人口は2016年末時点で13億8271万人です。つまりチェコのおよそ131倍の人口ということで、もし中国国民がチェコ国民ほどビールを飲むとすると、中国だけで世界総消費量を超える1億8,746万KLに達するわけです。
これに対して日本は同41.4L、大びん換算で約65.4本(前年比1.4本減)という結果だそうです。たまにはこんなトリビアも酒席の肴にしつつ、日本のビールファンの皆さまは、さらに頑張って日本のビール消費を引っ張っていただく必要があるみたいです♪ もちろん飲み過ぎには注意しつつ。
参照Webサイト:「キリンビール大学」レポート 2016年 世界主要国のビール消費量
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