荒木飛呂彦氏の描く美人画がヱビス缶に!都内では特別展示も開催
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サッポロビールは2025年2月12日(水)、漫画家の荒木飛呂彦氏が「ヱビスビール」のために描き下ろしたという「美人画」を缶体デザインに採用したビール「ヱビスビール荒木飛呂彦描き下ろしデザイン缶」を、全国で数量限定発売しました。
本商品の発売に合わせ、都内のYEBISU BREWERY TOKYOでは、荒木氏描き下ろし作品を高さ3メートルの巨大美人画として展示するなどした『ヱビスビール135周年特別企画「美人画で巡るヱビス」』もスタートしています。
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
“共鳴&共創”テーマに次々コラボを展開
2月12日(水)には、YEBISU BREWERY TOKYOにてメディア向けの『2025年ヱビスブランドアクション発表会「美人画で巡るヱビス」先行内覧会』が開催。ブランドアクション発表会では同社ヱビスブランドマネージャーの沖井尊子氏が登壇し、YEBISU BREWERY TOKYO開業やヱビスビールの8年ぶり刷新といった2024年の取り組みが少しずつ成果を挙げている現況や、2025年のマーケティング戦略などについて語りました。
YEBISU BREWERY TOKYOは2024年の4月から12月末までに目標を超える23万人が来場しており、特に20-30代の来場者が約6割に達するなど、今までなかなか接点を持つことができていなかった層との接点を拡大できているとのこと。2024年の出荷実績(ギフト除く)も、ヱビスビール缶が前年比107.5%、ヱビスブランドの缶全体で同105.1%と、好調に推移しているとのことです。
ヱビスブランドのアクションテーマは“共鳴&共創”。「ブランドに共鳴してもらえる方を増やしながら一緒にブランドをつくりたい」(沖井氏)との思いで、今後も『たのしんでるから、世界は変えられる』の広告キャッチコピー通り、「たのしみながら世界を変えている人々と多様なアクションを展開していく方針」としています。
ヱビス伝統の美人画を現代的にアップデート
そうしたアクションの1つが今回実現したコラボレーションであり、ヱビスの「美人画」を漫画家の荒木飛呂彦氏が現代的にアップデートして描き下ろした限定デザイン缶の発売となります。
さまざまなカテゴリーで「美人画」と言われる広告ポスターが展開されていたという明治時代。明治後期から展開していたヱビスの美人画ポスターは、各時代の美的感覚や文化的価値観を反映したヱビスの伝統を感じる重要な要素であり、1971年にヱビスビールを復活発売した際も、その伝統を訴求すべく同社の前身でもある大日本麦酒時代の美人画ポスターを採用した図柄が活用されていたそうです。
「ご自身もたのしみながら、40年以上にわたって唯一無二のアートスタイルで国内外の人々に驚きや感動を与え続けている荒木先生の活動はヱビスの考え方ともリンクしている。今回のコラボを通して多くの方にヱビスの伝統やブランド姿勢を感じていただけるきっかけになれば」(沖井氏)としています。
「ヱビスビール荒木飛呂彦描き下ろしデザイン缶」概要
- 商品名
- ヱビスビール 荒木飛呂彦描き下ろしデザイン缶
※ 中味は通常のヱビスビールと同じです。 - パッケージ
- 350ml缶、500ml缶
- 発売日
- 2025年2月12日(水)
- 地域
- 全国
- 参考小売価格
- オープン価格
活動的で前向きな新しい美人画のイメージ
「『美人画』というのはこれまで描いたことがない概念で、“美人って何だろうな”という風なことを思いながら今回のお仕事をお請けました」と語る荒木先生。制作にあたって意識した点として、「僕の絵を見ながらビールを飲まれるのかなって思ったので、描く女性は家の中でなく、季節感や場面を感じられるよう外にいるイメージを入れたかった。ただ、背景を入れると缶に印刷した段階でごちゃごちゃするので、図柄に和服指定があったこともあって、和服の柄を風景にするという逆転の発想でデザインしました」としています。
また、“美人”という概念については「優しい女性がいいのか、僕の漫画に出てくるような力強い女性がいいのか…。伝統とは幸福につながるデザインだと考えているので、“幸福アイテム”として恵比寿様のデザインに鯛を入れたり、女性についても活動的で、『一緒に飲もうよ』『楽しくいこうよ』みたいな、前向きな新しいイメージにしました」とのこと。そのうえで、当初は桜の花や秋の風景を和服の柄として考えていたそうですが、「もう少し新しいものを入れようかなと思って、和服にはちょっとありえないようなウェスタン柄とか、トロピカルなヤシの木やバナナの葉っぱなんかをデザインにしました。ビールって季節的に明るい時に飲むイメージもあったので、そういうものにしよう、と。人生楽しく、前向きに、上にいこうというメッセージをデザインに込めたつもりです」と語ってくれました。
荒木飛呂彦氏 プロフィール
宮城県仙台市生まれ。1980年、集英社主催の第20回手塚賞にて『武装ポーカー』で準入選を受賞。1986年、「週刊少年ジャンプ」にて連載がスタートした『ジョジョの奇妙な冒険』は読者から絶大な支持を獲得。2023年2月より「ウルトラジャンプ」にてシリーズ第9部となる『The JOJOLands』を連載中。
ホップの物語感じられる限定ビールも
このほか、今回のデザイン缶発売に合わせて、YEBISU BREWERY TOKYOでは特別イベント「美人画で巡るヱビス」を2月12日(水)から開催しています。美人画をテーマに、ヱビスの歴史やビールの文化に改めて触れて欲しいとの思いから、ヱビスの歴史ともいえる美人画ポスターのルーツを辿る展示を行うほか、荒木氏描き下ろしの美人画を高さ3メートルにもおよぶ巨大美人画(複製原画)にして展示。さらには、Tシャツやクリアファイルなど荒木氏の描き下ろしデザインのオリジナルグッズも販売しています。
また、会場となるYEBISU BREWERY TOKYOでは、荒木氏が命名したというオリジナルビール「受け継ぐ者」も限定で提供しています。本商品は、1,000年以上の歴史を持つホップの産地でもあるドイツに古くから存在する品種と、その系譜を受け継ぐ新しい品種を組み合わせたというビールで、ホップの長い歴史や物語とともに各品種の個性が感じられる力強くも爽やかな味わいが特徴とのこと。恵比寿様が描かれた本商品のスタンプデザインも荒木氏の描き下ろしで、そのイラスト展示やスタンプも会場に展示されています。
展示会「美人画で巡るヱビス」概要
- イベント名
- 美人画で巡るヱビス
- 内容
- ヱビスと美人画のルーツを辿る展示、荒木飛呂彦氏が特別に描き下ろした美人画(複製原画・巨大出力)、「ヱビスビール 荒木飛呂彦描き下ろしデザイン缶」の展示。
- 開催場所・日時
- 【YEBISU BREWERY TOKYO】
東京都渋谷区恵比寿4丁目20-1
2025年2月13日(木)~5月31日(土)
平日:12:00~20:00 土日祝:11:00~19:00
定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)
※ 2月16日(日):法定点検のため休館
※ 3月10日(月):営業時間16:00-20:00に変更
※ イベント実施時間・場所・内容は変更の可能性があります。
※ 会場の混雑状況によっては、入場を制限させていただく場合がございます。
※ 詳細は下記サイトにてご確認ください。 - Webサイト
- ・「美人画で巡るヱビス」特設サイト
・YEBISU BREWERY TOKYO 公式サイト
・公式X(混雑状況などは公式Xでご確認ください)
数量限定ビール「受け継ぐ者」概要
- 商品名
- 受け継ぐ者
- パッケージ
- 樽商品
- 発売日・地域
- 2025年2月13日(木)・「YEBISU BREWERY TOKYO」内限定
※ 数量限定につき、なくなり次第終了となります。 - 特長
- 「Beer is a story.」(ビールは物語)
荒木飛呂彦氏の作品に思いをはせ「受け継がれる意思、血のつながり」 をテーマにつくられたYEBISU BREWERY TOKYOの限定醸造ビール。「受け継ぐ者」は荒木飛呂彦氏が命名。千年以上ホップの生産を行っているドイツ。そこでは今でも新たなホップが生み出されています。本商品は、千年以上の歴史の中で生み出された‘ホップファミリー’の味わいを一つのビールで表現。ヱビスビールで使用している「ハラタウトラディション」の祖であるドイツ最古のホップの一つ「ハラタウミッテルフリュー」、そしてドイツを代表する品種の一つである「ペルレ」の後継として生み出された最新品種「アコヤ」による、ホップ畑を駆け抜ける一陣の風のような爽やかな味わいを、「紡がれてきた歴史を感じながら楽しんで欲しい」としています。
※ 各ホップは一部使用。 - ビール監修者コメント
- 【YEBISU BREWERY TOKYO 提供ビール監修 ヱビスブランド Chief Experience Brewer 有友 亮太氏】
「受け継ぐ者」は荒木飛呂彦氏の漫画という媒体で物語を紡ぎ続ける姿勢に共鳴して開発した商品です。私は物語に触れる中で大切なテーマの一つが「受け継ぐ」ということだと感じました。物語を通して受け継がれるものは「血」、そして「意思」であり、これらをビールで表現することに挑戦しました。ビールの原料であるホップは千年以上にわたり人の手により紡がれてきた作物です。そのホップの中には遺伝的なつながりのある品種や、意思をもって後継として育種された品種が存在します。今回採用した2組のホップはそれぞれ遺伝子、もしくは意思を受け継いで育種されている組み合わせとなっています。それらの‘ホップファミリー’による爽やかな香りと黄金色に輝く王道の味わいの一杯で、荒木飛呂彦氏の作品もビールづくりも人の手により連綿と紡がれてきた物語であることを感じていただきたいと思います。
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