Alc0.7%のIPA!ヤッホーブルーイングが“醸造系”低アル飲料発売

ヤッホーブルーイング「正気のサタン」

ヤッホーブルーイングは2022年7月下旬より、“醸造系クラフトドリンク”と銘打ち、クラフトビールと同じ製法・原材料を採用しながらアルコール度数を0.7%に抑えた低アルコール・微アルコールの炭酸飲料(※1)「正気のサタン」を発売します。

すでに樽製品は2022年7月27日(水)より同社公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS」全店で先行開栓しており、缶製品は8月2日(火)より都内のセブン-イレブン約2,800店舗(2022年6月末現在)限定(※2)で先行発売の予定。また、公式通販サイト「よなよなの里」では9月上旬以降に販売開始予定としています。

※1:本製品はアルコール度数が1%未満のため、酒税法上ビールには当てはまりません。
※2:一部店舗では取り扱いのない場合があります。

 


ターゲットは“ワーキング家事プレイヤー”

ヤッホーブルーイング「正気のサタン」
ヤッホーブルーイング「正気のサタン」

子供のいる30~40代の「ゆとり時間」は、各年代のいずれの層より短いという調査結果に

ヤッホーブルーイングが本商品のターゲットとしているのは「子供を持つ30〜40代男女」。同社のアンケート調査によると、子供を持つ30~40代男女は、仕事・家事・子育てなどに忙しく、ビール飲みたいという気持ちはありながらも、他の世代等に比べ、その時間や心のゆとりが無いことが分かったそうです。

同社では、そうしたターゲット層を“ワーキング家事プレイヤー”と定義。忙しい毎日のなか、お酒を飲んだときのような幸福感と少し先の未来(食後・翌日)の充実感を提供したいとしています。

<調査概要>
調査対象:一都六県在住の20~59歳の男女
調査期間:2022年7月
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:1,083名

 

酔わずに心満たすフレーバーを

ヤッホーブルーイング「正気のサタン」

製品発表会にて開発背景などを説明するヤッホーブルーイング社長の井手直行氏氏

製品コンセプトは「平日夕食時に、酔わずに心を満たせる、低アルなのにフレーバーフルな“醸造系クラフトドリンク”」となりました。そのうえで、0.7%と低アルコールながら、クラフトビールの世界で最も人気のあるビアスタイル(ビールの種類)であり、「当社の皆も大好き」(品質管理ユニット 又吉康太氏)というIPAの味わいを追求したとのことです。

ノンアルコールビール、または「低アルコール」「微アルコール」に分類される飲料は、ビール醸造に必須となる発酵を行わず原材料等の工夫で香味をビールに近づけるか、または発酵させたビールからアルコール分を除去する製法を用いることが一般的となっています。しかし、ヤッホーブルーイングはそのどちらも採用せず、通常のクラフトビール製造プロセスで、アルコール度数も抑え、豊かな香味の製品をつくることを目指したとしています。

 

ドライホップの量は「インドの青鬼」の2倍!

ヤッホーブルーイング「正気のサタン」

最終的に選んだ酵母は定番品にも使っているもの。「“やっぱり君だったか”という着地点だった」(又吉氏)

本商品の開発にあたり、同社は半年にわたって計100通り(!)もの実験を行うなか、酵母、麦芽、ホップのバランスを模索。アルコール度数を抑える短期間の発酵でも、ビールらしい香りを出すことに成功したとしています。最終的に選ばれた酵母は定番ビール「僕ビール君ビール」で使用しているという「ベルジャンアードネス酵母」となりました。

また、これまでの研究開発で培った技術を応用し、パッションフルーツやライチを思わせる香りの「シトラ」や、マンゴーやパパイヤを思わせるフルーティーな香りが特徴の「モザイク」など、計7種のホップをブレンド。さらに、発酵中のビールにホップを添加して豊かな香りづけを行う「ドライホップ」工程では、同社定番ビール「インドの青鬼」の約2倍ものホップを使用したそう。これにより、低アルコールながら、シトラスやトロピカルフルーツを思わせるフレッシュで華やかな香り、そしてIPAらしいジューシーな味わいを引き出したとしています。

このほか、低アルコール飲料の製造ではアルコール度数を抑えるために発酵を短時間で止めることから、酵母による糖分の分解が足りず、味わいが薄く「水っぽさ」を感じてしまったり、甘味の強い「麦汁感」が出てしまうことがあるそう。そこで、本商品は小麦オーツ麦も使用することで「水っぽさ」を減らし、なめらかな味わいを実現したとのこと。さらに、使用する麦芽の量や製造中の温度管理で発酵を厳密に管理することにより、甘味の強い「麦汁感」も払拭したとしています。

 

世界的ビール審査会で「カテゴリーチャンピオン」に

ヤッホーブルーイング「正気のサタン」

アルコール度数1%未満の商品で「IBC2021」のカテゴリーチャンピオンに輝いたのは本商品だけとのこと

こうした完成した「正気のサタン」は、昨年9月に開催された世界5大ビール品評会の1つ「インターナショナル・ビアカップ2021(IBC2021)」の「ノンアルコール部門」で金賞を受賞しました。さらに、2021年に出品されたビール943種のうち、20種しか選ばれない「カテゴリーチャンピオン」も選出されています。

<インターナショナル・ビアカップ2021 概要>
審査日     :2021年 9月24日~9月25日
出品ブルワリー数:211
出品ビール数  :943
ビール出品国  :米国、英国、コロンビア、中華人民共和国、香港、台湾、韓国、日本
引用元     :インターナショナル・ビアカップ2021 受賞ビール一覧インターナショナル・ビアカップ2021 カテゴリーチャンピオン一覧

 


「正気のサタン」概要

ヤッホーブルーイング「正気のサタン」
名称
炭酸飲料
※ 本製品はアルコール度数が1%未満のため酒税法上ビールには当てはまりません。
内容量
350ml
原材料
麦芽、乳糖、小麦、ホップ、オーツ麦、食塩/酸味料、炭酸、(一部に小麦、乳を含む)
ビアスタイル
alc.0.7% IPA
アルコール分
0.7%
希望小売価格
235.44円(税込価格)
賞味期限
製造から8ヶ月
Webサイト
「正気のサタン」ブランドサイト

 

 

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