ヤッホーブルーイング、8年ぶりにファンとの共同開発ビール発売!

2024-07-04

ヤッホーブルーイングは2024年6月、同社クラフトビール定期便「ひらけ！よなよな月の生活」（以下：「月の生活」）会員向けの新製品「月のウラ研究所PRODUCT#01 Pineapple IPA」（以下：「パイナップルIPA」）を期間限定発売しました。

本商品は、2024年6月21日（金）から11月頃まで、「月の生活」で注文時に選択可能としています。

つくる過程伝え、製品を身近に

本商品は、顧客にビールをより身近に感じてもらうことを目的に、「月の生活」会員と共同開発したというビールです。飲み手である顧客に、つくり手側の視点や考え方を伝えることで、「消費者と企業という枠を超え、製品やヤッホーブルーイングをもっと身近に感じてもらいたい」との思いで2023年に共同開発がスタートしたそう。

2015年にも実施しつつ、製品化まで多くの手間がかかるため1度きりで途絶えていたというこの共同開発企画。しかし、コロナ禍で顧客と対面で交流できない期間を経て、ともに体験する大切さを改めて認識したヤッホーブルーイングは、今回、8年ぶりに共同開発を復活させました。

試飲イベントの満足度100％（！）

東京・大阪の2会場で実施された試飲イベントでは開発担当ブルワー2名がプレゼンを実施。ファンとの対話も深めていきました

今回の開発にあたっては、まずはテーマを「いいことがあったときに飲みたいビール」としたうえで会員にアンケートを実施。「どんないいことがあったときにビールを飲みたいか」「どんなビールを飲みたいか」といった声を収集。そのアンケート結果をもとにブルワー2名が想像を膨らませ、詳細なコンセプトやレシピを決定したうえで、それぞれ1種類、合計2種の試験品を醸造。開発の様子は会員向けのメルマガで随時発信されたそうです。

その後、会員と開発担当ブルワー、企画担当者が集まるイベントを東京・大阪の2会場で実施。当日はブルワー自らビールのこだわりを説明したほか、開発途中のビールの試飲、投票等実施。同イベントの満足度と参加者のサブスク継続意向度は共に100％（※）に達したそう。さらに会員からのオンライン投票期間を1か月間設け、最終的に投票数の多かった「パイナップルIPA」の製品化となりました。

※ 同社調べ。7段階評価の上位2段階の割合

同社缶製品で初めてフルーツピューレ使用

そうして完成したビールは、パイナップルピューレや果汁を使用した「パイナップルIPA」に。会員アンケートにあった「特別な原材料を使ったビールを記念日に飲みたい」「華やかでフルーティなものがいい」などの声に注目し、夏らしいパイナップルを取り入れたビールを発想したそうです。

特徴は、ホップによるトロピカルな香りや、ピューレ・果汁によるジューシーな味わいとのこと。缶製品でフルーツのピューレを使用するのは、ヤッホーでは今回が初めてとしています。

●開発担当ブルワー：片岡 紗羅（ニックネーム：ピーピー）
ファンの方のリアルな声をもらうことで、ファンの方が求める方向性と自分が開発したいビールの方向性が合致していることがわかったので、その方向性を生かして開発しました。夏にぴったりのビールができたので、ちょっとしたお祝いごとなどで華やかに乾杯してもらえたら嬉しいです。

「月のウラ研究所PRODUCT#01 Pineapple IPA」概要